眼内コンタクトレンズ
眼内コンタクトレンズとは「ICL(Implantable Contact Lens)」ともよばれており、直訳すると「移植型コンタクトレンズ」ということになります。
なんだかちょっと怖い感じがするかもしれませんが、虹彩と水晶体の間にレンズを埋め込んでしまう方法です。
虹彩と水晶体の間に移植するので角膜を変形させずに屈折を矯正をすることができます。埋め込まれるレンズは、コラマー(collamer)とよばれる特殊な非常にやわらかい素材でできているため、眼の中に入れてもトラブルが少ないようです。
手術自体は10分程度の短いものです。点眼薬による麻酔のあと、3mmほど瞳に切り口をいれ、そこからレンズを湾曲させて挿入し、角膜と虹彩の間に固定させます。
この移植型コンタクトレンズはアメリカで開発され、約3年にわたり臨床試験が繰り返されてきました。約300名ほどが参加し臨床試験が行われましたが、その60%近くの人の視力が1.0以上に改善され、さらに95%近くの人は0.5以上に改善されたとの報告があります。
もうまもなく米食品医薬品局(FDA)に承認される見込みのようです。
日本ではまだ認可がおりていないため、現在ICLの施術をおこなっている施設・病院は少ないですが、これから注目されるであろう視力回復方法の一つであるといえます。
メリット
- 今までに手術や矯正が不可能だった強度の近視患者でも、ICLなら視力を回復させることができます。
- ほぼ永続的に眼のなかの同じ位置にとどめることができて、取除くことも可能です。
- 手術時間が10~20分と短くてすみます。
- 角膜を削らないため、夜の街頭やヘッドライトなどの光が異常にまぶしく感じてしまう「グレア現象」などの光に対する影響がほとんどありません。
デメリット
- 合併症のリスクがある。
- 日本ではまだ認可がおりていないため、施術できる施設も少なく費用も高額。
- 高度な技術が必要なため、熟練した医師を探す必要がある。
費用
- まだまだ普及率も少ないため、片目で30~50万円と高額になっています。
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