手術前の検査

実際にレーシックの手術を受ける前には、必ず事前の検査があります。この手術前の検査には、おもに以下の2つの目的があります。

・これから手術を受けようとする人が、レーシックに適応するかどうかを判断するため

・レーシックによって削る角膜の量などを知るために患者1人1人についての詳細なデータが必要なため

検査は最新の機器を使って行われ、それほど時間はかかりません。もちろん、痛みもありませんので緊張せずリラックスして検査を受けてください。

ただし、普段コンタクトレンズを使用している方には特別の注意点があります。
それは、検査を受ける2~4週間ほど前にはコンタクトの使用を中断しなければならないということです。そうでなければ正確な眼のデータを得ることはできません。

これは、コンタクトレンズを使用することによって角膜の形状が普段の状態ではなくなっているからです。角膜の形状を本来の自然な形に戻すまでには何日かの日にちを要するのです。
通常ソフトコンタクトの場合2週間、ハードコンタクトの場合は4週間くらいかかるといわれています。ですから、ソフトコンタクトを使っている人は手術の2週間前、ハードの場合は4週間前にはコンタクトの使用を中止し、メガネなどで過ごすようにしてください。

では、実際に手術前の検査にはどのようなものがあるのかみていきましょう。

  • 問診・カウンセリング
まず、既往の病気がないかどうか、アレルギーの有無などより詳しく今の患者さんの状態を知るために問診が行われます。

また、レーシックの方法やメリット・デメリット、視力回復の見通しや合併症についてなどの詳しい説明が担当の眼科医によって行われます。

初めて受けるレーシックについて不安に思っていること、わからない点などをカウンセリングによって解消していきます。もしそこで納得がいかなければ、無理にレーシックを受けずにしばらく様子をみてみることも可能です。
なにより、患者さんが自分で納得し、安心して手術を受けられるようにしてくださいね。

  • 視力検査
現在の視力を知るための検査です。裸眼視力・メガネなどで矯正した視力の両方を測定します。
  • 屈折力の測定
レフラクトメーターという機器を使って、角膜および水晶体の屈折力を測定します。これにより、より正確な視力が測定可能となるのです。
  • 角膜曲率半径と角膜厚の測定
オフサルモーターという機器で角膜のカーブの具合を測り、パキメーターという機器で角膜の厚さを測定します。

角膜の厚さを測定することにより、レーザー照射で削るだけの角膜の厚みがあるかどうかがわかります。

  • 角膜形状の解析
トポグラフィーという精密機器で角膜の湾曲度を測定します。これにより、角膜の表面にあるわずかなゆがみなども解析可能となります。
  • 角膜内皮細胞の撮影
特殊な顕微鏡によって、角膜細胞の状態を検査します。内皮細胞の数や密度などを調べます。
  • 細隙灯顕微鏡検査
強い光を眼に当てることにより、結膜・角膜・水晶体などの状態をより詳しく調べます。
  • 眼圧の検査
眼の表面に風をあて、眼の固さを測定します。

眼圧が異常に高い場合、緑内障の疑いがあります。緑内障を発症している場合はレーシックの手術を受けることができません。


だいたい以上のような検査を受け、レーシックができるかどうかを判断します。検査によって不適合になった場合も、原因となることを取除けば手術可能になることもありますので、様子をみてみましょう。

なお、この検査は、レーシックの種類や病院ごとに内容が若干異なる場合がありますので、詳しくは病院に問い合わせてみてください。

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