エピレーシック
レーシック手術では、角膜の一部を非常に薄く円形のシート状に切開した「フラップ」とよばれるフタのようなものを作るという過程があるのですが、そのフラップを「エピケラトーム」という医療機器で作成するのがエピレーシックです。
エピケラトームで作るフラップの厚みは0.05ミリ~0.06ミリと非常に薄く、通常のレーシックで作るフラップの厚みの半分くらいの薄さです。
人間の角膜というのは、角膜上皮、ボーマン膜、角膜実質、デスメ膜、角膜内皮という5層の膜からできています。このうち、エピレーシックでは、角膜上皮という一番外側の層だけでフラップを作成します。(通常、レーシックでは角膜実質層でフラップを作成)
そして、この角膜上皮だけは再生能力があるため、エピレーシックで作成したフラップは、時間がたつと剥がれ落ち、1週間ほどで元通りに再生します。ですから、通常のレーシックとは異なり、強い衝撃を受けてもフラップがずれたりすることがないので、ボクサーなど激しいスポーツをする人に適した方法だといえます。
また、フラップを薄く作成する分、角膜の厚みを十分に残すことができるため、角膜が薄い人でレーシック手術が難しい人や強度の近視の人でも手術が可能なのです。
ただ、エピレーシックの難点は、通常のレーシックが痛みをほとんど伴わないのに対し、若干の痛みがあるということです。
一旦フラップが剥がれ落ち、再び元に戻るまで1週間前後かかり、その間痛みがあるため治療用のコンタクトレンズを装着する必要があります。また、コンタクトレンズ装着時には痛みのほかに、まぶしくて目が開けにくいという状態になることもあります。
また、エピレーシックは角膜の表面をレーザーで照射するために角膜がにごってしまう場合があります。
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